えだまつこずえ事務所

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思うこと

この春の日に

こずえ 17年04月30日
四月に かばんゴッソリ置き引きにあい、その対応の疲れからか 続いてインフルエンザA型におそわれ、熱でうなされていた。
その私に その日、知らない方からお電話があった。
熱で朦朧としているわけをお話ししたところ、「ではかいつまんで短めに」とおっしゃった。 しかし 突然、半分くらいしか理解できない(熱のせい?無知のせい?)マシンガントークが私を襲った。いつもなら太刀打ちできる私が無防備状態・・おそるべしインフルエンザ。 それがわたしと同い年のE.Mさんとの最初の遭遇であった。声楽家で有能なプロでュ―サ―でもある彼女はものすごい吸引力と情熱でトーク&トーク・・混沌の中でいつの間にか私はありがたいお仕事をいただいていた。 
どんなお仕事かって?それはまた後日どこかで♪♪

雪おんな 

こずえ 11年02月25日
『雪おんな』の上演をなんとある幼稚園の五歳児さんに観劇してもらう機会をいただいた。 むずかしいだろうか?こわがるだろうか?・・・語りと音楽と人形のシンプルな舞台・・・一部に雪おんな(人形音楽ものがたり) 二部に歌のライブ(松井恵子さん-子どもたちの大好きな歌&尾鷲武志さん-沖縄の唄)
雪おんながはじまると固唾を呑んで見つめる子どもたち! 「あの雰囲気には昔囲炉裏端でじっと昔話をきいてたこどもたちもそうだったんだろうなと思わせられた」-尾鷲氏の弁  「こけおどし的なものが一切無く、これは物語りなんだと感じさせられる作品の世界がちゃんとあるから安心できた」-H氏の弁
雪おんなが終わったあとのライブで子どもたちは思いっきりはじけた!松井さんとともに、歌い、手を叩き、踊り、手話で歌った。「ともだちになるために」「どきどきどん!いちねんせい」など。 可愛かった!すてきだった! 「終わった後で、ある女の子が『雪が降るところやからあんな雪おんななんかがいるんやろ 私は沖縄に住むんや』と言ってました」-園長先生の弁   彼女はやはり ♪さあ-ゆいゆい♪とかけごえをかけカチャーシーでめちゃくちゃ踊りをした沖縄の明るい空気がお気に入りだったようだ。

なぜか人形劇人である誇りと嬉しさを感じてしまう一瞬

こずえ 09年01月05日
落語家の名人や歌舞伎の名優の方の芸談を聞いて、うんわかるわかると深くうなづく自分が居るとき。
オフィス街をリクルートスーツのビジネスマンやOLの中を、ジーンズまたはジャージ姿の、しかもすっぴんの私が、公演先の会場にむかって息せききって走るとき。
火事や警察ざたのとき、夜中でも気がついたら走って見に行っている自分。
なんでもみてやろう、非日常をみのがさず、役者のこやしをつねに求める自分。あーいいなあ!
しかも、「なにがあったんですか」と状況把握もおこたらない。役者の根性やなあ…。
うちの息子など、なんの興味もしめさず寝ている。この、気がついたら体が動いてる私の旺盛な好奇心は、人形劇人だからだ!が、息子に言わせると「ただのおばはんや」。
歩いていて、鳥や動物がいるとじっと見てしまう。そして知らん間に真似なんかしてしまう、声とか仕草を。
この“しらんまに”がみそ。
ただし対象物はきわめて居心地悪そうにしている。特にネコはあからさまに嫌な顔をする。その表情も見逃さない。役者の入れとこ袋にゲット。
人形劇人の日常は、なんだか面白い (^ ^)q
人形劇人のみなさんの「私が誇りを感じるその一瞬」募集中!
掲載いたします。

OH NO 脳

こずえ 08年12月22日
頭がごちゃごちゃしてうんともすんともやる気がわいてこない。
どよ〜ん。
あかん これが五月病より恐ろしいと言われている9月病か。いや単なる夏バテ?
で昨日、限界を越えていた部屋の掃除と書類の整理をやむにやまれず決行したところ、 いやあ すっきりしました。やる気もくもく。
脳のお医者さまの築山節氏が「物を整理しているとき 脳の中の情報も整理される」とか書いてはった。なるほどなあ。
皆さんおためしあれ

秋晴れのもと

こずえ 08年09月10日
フリーとやらになって、こんなにも忙しいもんかと。
ギョギョッ
(あたりまえや!)
アタフタ
(おろかものめ)
o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o〜♪
と始まったフリー生活でした。
夏には「これぞフリーの醍醐味♪」と『沖縄キジムナーフェス』『飯田フェス』など国内外のパフォーマンスの世界にどっぷりつかりその甘さに酔いしれ、自らもあちこちで演じ舞い上がり、強化集中ワークショップにも突入…ついに体力尽きて夏バテ!(ふっ おろかものめ)
軟弱にも、生涯で初めてクーラーを我が家に招き入れてしまい今までのポリシーは消滅(自然に生きるというあの気高いポリシー…)。
そして正気にもどりつつある秋晴れのもと、会う人ごとに
「何回のぞいたと思う!?もうっ」と睨まれる。
「はっ?何のことで怒られてるん?」…ホームページ!?
皆さん、すみません。
何度も見てくださった方、ごめんなさい。
平謝り。
m(_ _)m
これからは…あ、いや、努力しようと、まあ、なんとか(どっかにいたな そんなんばっかり言ってる人)。
秋の人形劇講習会が次々に始まってます。今期もがんばります。人形劇の基礎をビシバシ!楽しくやりましょう。

おっちゃん(藤本文彦氏)との芝居はおもろい!

こずえ 08年02月18日
「失敗したときにうまくごまかせるようになったらプロの役者として一人前なんやで」とお酒を飲みながらよく話してくれはった。
さてある日の公演中(『冒険者たち』)。
おっちゃんのガクシャと、ヨイショとガンバとチュータが船底で出会ってしゃべってるところへ、私のイダテンが物陰から飛び出して「イカサマ知らねえか?」という場面。
私はスタンバイして出番を待った。物陰で人形を構えて、出のキッカケゼリフを待っていた。
が、一向にそのセリフが聞こえてこない。
なんか、ぼろ船だとかこんなんでだいじょうぶかとか、ガクシャとヨイショが愚にもつかないことをしゃべってる。
つぎの瞬間、出をトチった自分に気づいた。
 Σ( ̄ロ ̄lll)
大失敗にカァーっとなり、ガバッと飛び出したイダテン(私)にガクシャの優しい声がかかった。
「おお 来たか来たか」
またある日。
かなりおっちゃんの晩年(飴買い幽霊)で六兵衛役のおっちゃんが、セリフを一瞬忘れはった。
無くては困るセリフやったので、黒子頭巾の下の私は人形は保持したままそっとおっちゃんにセリフを耳打ちした。
その瞬間人形の六兵衛さんが
「ああ、そうそう」
おっちゃんと芝居をするのはほんまにおもろかった。私もそちらに行ったらまたいっしょに芝居してな、おっちゃん。

私と演出家の甘い関係

こずえ 08年02月11日
演出家って、お客さんの中でも私の最も近くにいて最も喜んでくれ楽しんでくれる人。
だから私は演出家を喜ばすために、あの少年のような目を喜びで踊らすために、目をみはって「あんたすごいな 魔法使いみたいや」と小躍りしてもらうために、一生懸命芝居してきたような気がする。

…ゥグッ!

こずえ 08年01月17日
ある日の人形劇ワークショップで。
「もし、自分が演技するその瞬間なにも感じずに、例えばおいしそうになにかを食べている演技のとき味も匂いも食感も感じず、食べてるものを鮮明に見てもいず、しかし実に見事に美味しそうに食べてる演技をしたとしたら、それでもいいんじゃないの?お客さんに美味しそうに食べてるなと伝われば」
頷かない受講生たち。
「だめなん?なぜ?
感じてなくても表現は全く同じなんやで?すごくじょうずに食べてるとしか思えない完璧な動きの表現なんやで?
どうちがうの?なぜだめなん?」
ひとりの若い受講生、手にはめていた彼女の人形をじっとみつめていたが、やがて優しい声でキッパリ答えた。
「この子が面白くないからです」
…ゥグッ!

これでも先輩母親

こずえ 08年01月10日
私の息子は21才。もう、おっさんになってしまった。
我が子におけるいろんな年令の様々な場面を思い出すと、なぜかしんみりとした気持ちにおそわれる。
かわいい表情・生き生きとした様子や声、あざやかに思い出せば思いだす程ウルウルしてしまう。
当たり前の話だが、もう二度とあの頃の我が子に会えないからだ 。
親は、毎年毎年その子と別れ 新しい我が子と出会いながら暮らしていく。
だから、私は時々後輩の若い母親に言わずにはいられない。
「同じ瞬間はもう二度とないのやで。そやし、ちゃんと子どもの姿をみて、声に耳をすませて、目をあわせてしっかり関わってね。よそ見して上の空ではもったいない。
子どもはステキやし面白いよ。一日に少しでいいから急ぐ心の時間を止めて、小さい人との楽しい時を味わってほしい」
と。

初めての粟ぜんざい

こずえ 08年01月08日
一月七日、東京の母と上野松坂屋に現代書道二十人展を見に行った。
会場はご高齢の方達であふれていた。
お昼に美味しいおそばを食べたが、その隣のあんみつやさんで母がデザート(!)に粟ぜんざいを食べたい、という。
粟ぜんざいなど初めての私は興味津々、そばでふくれたお腹をものともせずお供をした。
…出てきたそれはたしかに美味しかった。

「こどものころから大好きだったの」
と幸せそうな母。
「この粟餅が熱くなきゃだめなの」
と満足気に味わっている。
ふと、店内。
ここもまた高齢者がほとんど。
「ほら、ひとりでちゃっときて食べてはる。なんか ほほえましいわあ」
と言ったのはネズミ年生まれの母であった。
見回すとかなり高齢な方。しかも白髪の男性も大盛のあんみつなどをぱくついている。
さっきおそば屋で近くに座ってた二人連れのご婦人方も、お汁粉を召し上がってる。
なにかこう、集中して味わっている感じだ。

母はニコニコしてる。
私もなつかしいようなほほえましいような気分に…粟ぜんざいはそんな優しい甘さの味でした。

いれとく?どうする?
こずえ 08年01月06日
人形劇ワークショップ こずえ塾のレッスンの中に、役者の五感の引き出しを日常的に豊かにする、という課題がある。
日常で何かを感じたとき(例えば、美味しい・きれい・ふわふわ・心地よい音・よい香りなど)その瞬間その感覚に集中して、より深く感じ、自分の中の役者の五感の引き出しに「入れとこ!」と意識的に取り入れるというもの。
五感の記憶だ。
ある日のレッスン帰りの受講生ふたり。あるトイレの前に来たとき何とも耐えがたい悪臭が!
…顔を見合わせたふたり。
「どうする?」
「いれとく?」
「やめとこか?」
「もっとええ匂い入れよな」
この会話、世に解る人は少ない。
ちなみにこの会話を通してその匂いはしっかりインプットされたと思われる。

一月一日

こずえ 08年01月01日
定年より早めに劇団を退職し、出来ることやりたいことをはっきりさせ仕切り直しすることにした。
が…「独立したんやね」とか言われるとたじたじする。ともすればリタイヤ感にも見舞われる。
せめてフリーランス freelance という意識でいってみまひょか。
あて、今年からフリーランスになりました。どうぞよろしゅう。
m(_ _)m

五感

こずえ 07年12月30日
人形劇ワークショップ こずえ塾の五感トレーニングの中に「こどものころを思い出す」というのがある。
小さいときの出来事・経験、なんでもいいから五感を通して蘇るにまかせる。一定の時間ひとりひとりの世界に集中…そのあと浮かんできたことたちをなるべく五感を通して他の人たちに伝える。
すっかり忘れていたはずのことがよみがえったり、もう会えない人の感触や表情まで浮かんできたりしてびっくりする。
不思議な楽しい時間がゆっくり流れる。
そして「日々深く感じながら生きたいもんだ」と、忙しいおとなになってしまった私たちはしばし今の我が身をみつめたりもする。

芸の力

こずえ 07年12月17日
『谷ひろし・吉田清治の世界 二人展』での人形劇上演。
谷さん・私・クラルテの二人班とでそれぞれ小作品を演じた。
81才のばりばり谷さんが出てきて一言、
「あ しんど」
とか
「次はなんやったか 裏のうるさい嫁に聞かな」
とか言うたびに会場がどっと沸く、そのなんとも面白い語り口。
あ〜老人力には勝てません。
あの芸は超えられない。
うれしそうに出てきて楽しそうに人形を遣う姿に、全てがある。
私もその夢を見て追いかけています。
…ちょっとセンチメンタル?


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